トマトソース用にと買い求めた加工用トマト、ボルゲーゼ。
黒ポットで種から育て苗を作り、順調に実がなりはじめました。
苗を移植してからしばらくは生長が遅く、心配しましたが
気温上昇とともに茎が太くなりました。
生命力がたくましいボルゲーゼ、挿し木でどんどん増えていきます。
先週から実が赤くなり少しずつ収穫が始まりました。
ソバージュ栽培は思いの他、管理に手間取ります。
うっそうと茂り手がつけられない部分は枝をカットしてしのいでいます。
ボルゲーゼはかたちがまちまちです。
品種でトマトの形は決まってくると思っていましたが
サイズが小さいものから大きなものまで、トマトの先端が尖っているものや
丸かったり、四角張っていたりと実に個性的です。

あ~ ひょっとしてこのバラバラさ加減、
日本人には受け入れにくいかもね
私はいっこうに気にならないし、かえって親しみを感じます。
固定種のボルゲーゼはイタリアでどんな変遷を経てきたのだろうかなどと考えたり。
ボルゲーゼを選んだのは加工用トマトだったからです。
毎年、大量のトマトソースをつくり瓶詰めしますが
手間が半端なくかかります。
生食用のミニトマトは煮詰める作業が一番のネックです。
数年前に加工用トマトのサンマルツァーノを栽培しましたが
1株に少量しか実が付かずうまくいきませんでした。
北海道の気候からすると小さなミニトマトのほうが安定収穫が望めます。
それ以来、もっぱらトマトソース作りはミニトマトで行ってきました。
アイコ、中玉ミディなどで作りますが水分が多くなかなか煮詰まりません。
一度、フードプロセッサーにかけて細かく砕きコトコトと長時間煮ていました。
ようやく重い腰を上げて今年こそ、加工用トマトで作るぞと決心してトライ。
一番の心配は、果たしてイタリアのトマト、北海道の気候に適合するのかという点でした。
幸い天候にも恵まれてたくさん実がついています。
本格的に大量に収穫できるのはこれからです。
最初に赤くなったトマトを畑でもぎとり、口にすると
今までにない味でした。
パサついている、すぐに実がほろりと崩れる、かみ砕き飲み込んだら旨味がじわっと
口の中に広がります。
加工用トマトを生食したのは今回が初めてで比較対象がありません。
帰宅してさっそっく少量、トマトソースを仕込むことに。
鍋にオリーブオイルを入れて半分に切ったトマトを中火にかけます。
火が通り、全体をかき混ぜていくと実が簡単にほぐれます。
「えっ、こんなにすぐトマトソースができちゃうの?」
10粒程度、200gのトマトで160gのトマトソースが4分で出来上がりました!
ピンクソルトを加えて全体をまぜてできあがり。
ひとくち食べると
最初に感じたのは濃厚な甘さ、それから酸味が広がり、口当たりスムースです。
短時間でできてしかも美味しい…あまりのあっけなさにがっくりしました。

何年も、いったいどれだけ時間を
無駄にしていたのだろう_| ̄|○
かなり損した気分になりました…
ようやくトマトソースにぴったりのミニトマトがみつかった、
今年最大の発見であり喜びです。
なぜ、もっと早く種探しをしなかったんだい?
もうひとりの自分がなじります、ああほんとにね。
比較用にと、もう1種類の加工用ミニトマト、シシリアンルージュも少量栽培しています。
繊細なかんじの細長いタイプです。まだトマトソースにしてません。
そのまま食べても美味しい。次はシシリアンルージュで試そう。
しかしダイナミックさ、収量が全然違うんですね、ボルゲーゼと。
コメント
購入させてもらったボルゲーゼとイタリアとうがらしは、トマトはほとんど発芽したがとうがらしの方は300粒以上まいたが、一つも発芽しない。食用のものを販売してるのですか?食用のボルゲーゼは人工乾燥のものは乾燥温度が高く種は死んでいると思う。
購入させてもらったボルゲーゼとイタリアとうがらしは、トマトはほとんど発芽したがとうがらしの方は300粒以上まいたが、一つも発芽しない。食用のものを販売してるのですか?食用のドロゲリアは人工乾燥のものは乾燥温度が高く種は死んでいると思う。
ペペロンチーノの種は収穫した種を販売しております。実際に種まきして発芽率は低いですが発芽しております。発芽温度、種まきの環境などに大きく依存します。ペペロンチーノは木ですから上級者向けであるといえます。すべての種をまき発芽率0パーセントはありえません。