玉ねぎ、札幌黄(在来品種)の種を買いにホームセンターへ。
種コーナーで見つけました、札幌黄。
札幌黄の隣に
札幌黄系F1たまねぎ、”札幌黄系”北の大地(タキイ種苗)
と書かれた種が置かれています。
~作りやすくて味のよい、良質の札幌黄系F1たまねぎ~ と
キャッチコピーが書かれています。
F1の種は札幌黄の倍ほどの価格です。
札幌黄を自家消費用に栽培している知り合いの農家さんに聞いてみると

F1種の玉ねぎに比べると
手間がかかりすぎるのよ~
農薬をまかずに栽培しているため大量に乳酸菌散布を行っていると聞きました。
商売として無農薬で玉ねぎを作るのは至難の業と玉ねぎ農家の方は言っていました。
発芽率が低いうえに苗を植えてもうまく育たない、
実がついても小さいなど私もさんざん泣かされてきた札幌黄。
在来品種の玉ねぎは札幌黄以外にはありません。
加熱すると甘味が強く、とろりととろける味わいに
なんとしても安定的に作り続けたいと思い続けてきました。
市販されている札幌黄の味と比較すると
私が作ったものは繊維が細かく舌触りがなめらかです。
農薬を使っていると玉ねぎが緊張して身構えているように感じます。
長期保存できない難点がありますが
大中合わせて60球ほど収穫、今でも大切に食べ続けています。
2月半ばになると冷暗所に保存していても玉ねぎも芽が出てきます。
去年は農協でたまねぎ苗を少し買いました。
やはり品種は記載されていず、北もみじかオホーツク?でしょうか。
実がしっかりと締まり、札幌黄のようなふわっとした感じはありませんが美味しいです。
F1の種が一概によくないとは思いません。
ですが、できれば在来品種の野菜を作りたい。今や種を買い求めようとすれば圧倒的にF1種です。
素直に美味しいと感じられる野菜もありますが、やはり不安要素がいろいろ脳裏をかすめます。
野菜作りを楽しむ経験の浅い家庭菜園派にとっては
収穫できないという要素はできるだけ排除できたほうがよいと思います。
自らの手で収穫し、野菜が食べられる喜びを知れば
栽培に工夫が生まれますし、作る種類も自ずから増えていきます。
少しハードルが高い野菜作りも次から手がけてみようと思うようになります。
F1種を排除するよりも、できるだけ農薬や化学肥料を使わないで
野菜を作り続けることの方がずっと大事だと私は考えます。
まずは1歩踏み出して失敗を恐れずに野菜を作ることから、です。

順調に発芽させて苗づくりして
種取りまで持っていければ…が目標ね。
玉ねぎを作っていた以前の畑は、粘土質で雨が降ると雨水がなかなか抜けずに
できても腐ったりしてさんざんな目にあいました。
それでも何年も懲りもせずに、今年こそはと作っていたのですから、
今から思い起こすと、あの頃はしっかり対策できていなかったと恥ずかしくなります-_-;
続けられたのはすくすく育つ生長を見守り
作物が実った時の感動を知ってしまったからです。
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