越冬人参の掘り出し

ニンジン

10月中旬に収穫し土の中に埋めて越冬させた
菊芋と人参を掘り出してみました。

越冬菊芋は倉庫保存のものと外見上の違いはありません。
人参は細かな根が全体に出始め、新たな葉が出始めています。

【掘り出した黄色にんじん】

越冬人参はみずみずしく甘いです。
ですが発根している状態ではそう長くは保存できません。
きれいに洗って根をこそぎ取り新聞紙に包んでとりあえず冷蔵庫へ。
そして少しずつ千切り、みじん切り、乱切りと使う料理に合わせてカットして
冷凍庫で保存します。

5月いちばんに種まきして収穫できるのは8月中旬。

それまで買わずに済むかな。
間引く人参があるからなんとか行けるかも。
短めの品種を選んでプランターで栽培するのも手です。

玄米発酵乳酸菌を散布して栽培する人参は
旨味、甘みがあり癖がなくすっきりした味わいです。
品種を変えても共通する特徴です。

去年作り気に入っていたフランス固定品種の人参の種が手に入らず、
ちょっと残念ではありますが。

定番のオレンジ色の人参のほか、黄色、紫色と栽培して
それぞれの味を堪能できたのでした。

人参の種まきにはちょっとしたコツがあります。
芽さえ出れば、人参は順調に育っていくと言われるように
発芽させるのがむずかしく何年も試行錯誤のすえ、今ではこの方法で行っています。

よく耕した畝に竹竿でくぼみをつけて散水、種まきをし、
その上からもみ殻を厚めにかけて再度水やりをします。
にんじんの種の上に土をかけると芽が出にくいです。
薄めに土をかければよいと説明書にはありますがリスクが大きいです。

もみ殻は軽く乾燥しやすいですから次の点に注意します。

1.乾燥させない
芽が出るまではしっかり水やりを行います。

2.強風でもみ殻が飛んでいないか注意する
もみ殻の上にネットをかぶせてもよいかもしれません。
面倒なのでそこまではしていません。
もみ殻が減っていたら、もう一度しっかり補充します。

5月の種まき、発芽するのに2週間ちょっと要します。
温度が高いともっと早いですね、
去年試しにプランターに種まきしたら1週間で発芽しました。

★人参栽培のむずかしさは
にんじん栽培は発芽さえすれば万事うまくいくというわけでもないです。
今抱えている問題として

・いびつな形に変形する
・虫に食される
・大きくならない、あるいは育ちすぎる

全体収量の1~2割ほどに上のような害が発生し頭を悩ませています。
生育にばらつきがあるのは種まきと間引きに問題がありそうです。
すじまきより、少し多めの点まきがよいかもしれません。
5月の種まきは両方試して比較します。

にんじんは料理の出番が多く
いつでもストックしておきたい野菜です。

自分で作るようになって市販の人参には手が出なくなりました。
人参嫌いの人が多いのも頷けます。
ほくほく甘い、すっきりが本来の人参の味なのですよ。

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