ヤングコーン(ベビーコーン)の収穫が始まりました

とうもろこし

連日の30度超えの猛暑で野菜の水やりに時間を取られている間に
気がつけばたくさんのヤングコーンができていました。

とうもろこしは1株に2、3本の実がつきます。
もったいないからと全ての実をつけたままにしておくと
甘み、味が薄いとうもろこしになってしまいます。
基本は1株に1つだけ実らせ、ほかは取り除いて(摘果)味を充実させます。

とうもろこしの栽培を始めて最初の頃、2番めを取らずに実を充実させて
味を確かめてみたことがあります。
食べ比べたらすぐにわかる味の違いになるほどね、と思いました。
1本に1つの実しか作らないとうもろこしは贅沢な野菜と言えますね。

2番め、3番めに実をつけ摘果したとうもろこしのことをヤングコーン、ベビーコーンと呼びます。
取るタイミングは15㎝前後の長さで、手でポキリと折ります。

ヤングコーンの料理方法

まだ実が小さく柔らかいヤングコーンは鮮度がよければ丸ごと、そのまま食べられます。
ほのかな甘みがあり、サクサクしていて味にはまるとちょっと癖になります。

柔らかくて小さいですから、火が通りやすく短時間で加熱調理できます。
さっと茹でて食べたり、オーブンで皮ごと蒸し焼きでもOK、
またバターで炒め、仕上げにしょうゆをからめたり。
サラダに、野菜炒めに入れてもおいしいです。

まだ試していないヤングコーンスープや
素揚げ料理にチャレンジよ。

いま栽培している、とうもろこしの品種は3種類、めぐみゴールド、めぐみスター、ゴールデンバンダム です。
全て初めてつくる品種です。
去年まではずっと、ゴールドラッシュとピーターコーンを作っていました。
そろそろ違う品種を試してみたくて。
猛暑をものともせずにとうもろこしは元気にすくすく育っています。

ゴールデンバンダムは固定種で、現在主流のスーパースイート系が出てくる前の品種でスイートコーンの元祖と言われています。もっちり、しっかりした食感で甘すぎない昔ながらのとうもろこし。

なつかしいなぁと思い出す方も多いのではないでしょうか。
昔のとうもろこしは粒に存在感があってたくさんは食べられなかったですね。

サクサクして甘い今のとうもろこしは軽やかです。時代のニーズに合っているのでしょうね。
昔の味がなつかしくなるのは、やはり年のせいでしょうね。

ヤングコーンの栄養は

ヤングコーンは、ふつうサイズのとうもろこしの3分の1ほどのカロリーです。
芯まで食べられますから食物繊維が豊富で、とうもろこしと同様に
ビタミン類、塩分を排出しむくみを防止するカリウム、赤血球をつくる葉酸などが含まれています。

収穫したてのヤングコーンは

旬の、しかも取りたて新鮮なヤングコーンは外観が素晴らしくて
うっとり見入ってしまいます。

柔らかくて繊細なひげ、薄黄緑色の外皮、
真っ白で柔らかい実。

何年も同じように感動していることが、我ながらちょっとおかしく思えます。
とうもろこし作っていてよかった!

 

 

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