ビーツは少し土っぽいくせがある野菜ですが
奇跡の野菜、飲む点滴などと高い栄養が注目されている話題の野菜です。
ごろっとしたかぶのような外観ですがてんさいの仲間です。
アカザ科のサトウダイコンの一種で甘みがしっかりとあります。
ビーツ料理といえばまず浮かぶのはボルシチですね。
頭の中でビーツイコールボルシチ、が離れませんでした。
そして最初に食べたビーツは美味しくなかったのです。
ビーツの魅力はきれいな色にもあります。

あざやかなショッキングピンクは
気分を盛り上げてくれるのね。
味では納得できなかったけれど、濃ピンク色が素晴らしくて
作ることを決めたのでした。
作り始めて4年が過ぎ、ビーツに対する思いはすっかり変わりました。
ビーツはおいしい、です。
ビーツがおいしくない、まずいと言われる原因は
ビーツって泥臭いとか土臭いといわれます。
確かに土の香りはありますが
つくる土壌の影響により味は大きく変わります。
土の成分に影響を与える肥料や農薬、
球を大きくしたいがために動物性肥料を必要以上に与える。
地下茎野菜はそれらの成分を吸収して味が決まります。
にんじんやごぼうもそうですね、
施肥しているものがダイレクトに味に跳ね返ります。
試行錯誤してわかったことは
・化学肥料や動物性肥料は必要なし
・肥料は米ぬかと玄米乳酸菌だけで充分
・農薬不使用
これだけでおいしいビーツができます。
・甘さが際立つ
・味が繊細、複雑になる
いまつくっているビーツはビーツ・シリンダーという品種。
種を取り続けてつくっています。
あまり大きくはしないといわれるビーツ・シリンダーですが
サイズが変わっても味は同じです。
細長い形は料理店向けに見栄えや加工しやすいからでは、と思います。
ビーツシリンダーは大きくなると
丸い形になったり、縦方向に成長したりとまちまちです。
ということは
もともと丸いビーツが品種改良されたのかなと。
ビーツを気軽に楽しむ料理レシピ
ビーツは加熱するのに時間がかかると思われています。
たしかに丸ごと茹でるのは長時間かかりますが
小さく切ればすぐに料理できます。
ビーツきんぴら
いちばんのおすすめは、ビーツのきんぴら。
ごぼうのきんぴらを作る要領で
皮付きビーツを細かく切って炒めます。
ビーツには甘さがありますから味付けには注意します。
癖がなく食べやすい、ビーツきんぴらが出来上がります。
サラダごぼうの要領で
ゆでたビーツをマヨネーズであえて、サラダビーツもいけます。
色は褪せてしまいますけれど、くせなく食べられます。
ビーツスープ&ビーツジュース
ビーツを細かく切って水、ヨーグルトと一緒にミキサーにかけます。
ジュースとして飲んでもよし、少し温めてスープにもできます。
ヨーグルトのまろやかさで優しい味になります。
栄養は取りたいけれどビーツの味を薄めたい、という方にはビーツ&バナナジュース。
ヨーグルトと一緒にバナナを適宜入れてミキサーにかけます。

ビーツは嫌い、という方も
おいしいと喜んだ逸品よ。
ビーツがすきになったら
やはり一番はシンプルな食べ方、ビーツマリネです。
体調がすぐれなかったり、疲れやすい時には
ぜひ食べたい高栄養野菜、ビーツです。
今日の畑から
きょうは特別、寒いです。
ニュースでは札幌よりも東京の方が気温が低いらしい。
急いで冬物を取り出して冷えないように重装備で畑仕事です。
そろそろ晴れ間を見計らって
さつまいもや豆の収穫をしないといけません。
間引いた葉付き人参を販売しています。
人参の葉はにんじんよりも栄養がたくさんあります。
パセリのようにサラダにちらしたり、
茹でてお浸しにしたりと料理に活用します。
緑の野菜が残り少なくなって
寒さが目前になりました。
コメント