キャベツ、白菜の苗を植える 無農薬&化学肥料なしで栽培

キャベツ

葉物野菜、特にキャベツや白菜を無農薬で栽培するには
防虫ネットを使うことが必須、と多くの方が考えているようです。

確かに葉物野菜は
いろいろな害虫が寄り付きやすい野菜です。

「簡単に、誰でも防虫ネットを使わずに作れますよ~」
とはさすがに言えません。

一番重要なのは 土壌環境がよいこと。

健全な土ができていれば
防虫ネットなしでできると考えます。

では良い土ってどんな土なの、ということになるのですが。
残念ながら簡単には説明できません。

こんなふうにあったらいいなと思っている
理想とする土は常に意識しています。

農薬や化学肥料が使われていない
土に住む生物と土壌微生物とのバランスがよい土

今現在の土がベストの状態とは全然思っていません。

ことしの畑の土は
なかなかいい感じだわ

けれど翌年も同じとは限りません。
その年の天候次第で、揺れが大きく出ることもあります。
長引く雨、ひでり、日照不足、台風や強風、雹…

野菜作りにはありとあらゆる困難が待ち受けています。

「困難さはあってもその中でベストの土の状態を目指す」
ということだと考えています。

実際に良い土づくりのためにしていることはこんな感じです。

・農薬、化学肥料を使わない
・肥料は玄米発酵乳酸菌、米ぬか、雑草や野菜残渣などを主に使う
・雑草を取りすぎずに畑に残す
・野菜の状態を細かく観察して早めに対処する

 

最後の、観察して早めに対処するのはかなり難しく
やり切れていません。

春に植えたキャベツ苗の教訓、根こぶ病が発生

5月下旬にキャベツやブロッコリー苗を定植し
生長の様子を観察しているとなんだか様子が変です。

外葉は生長するものの結球しない。
ブロッコリーは実がつかない。

掘り起こしてみると根こぶ病にかかっていました。
話には聞いていたものの、初めての経験です。

根っこにこぶがたくさんぶら下がっています。
さすがに病気にかかっているの苗はすべて引き抜きました。

まだ黒ポットに植えていない小さな苗がいくつが残っていて

だめでもともと、
離れている違う場所に植えてみよう。

今後のこともありますから
苗が悪いのか、土壌の問題なのか確認しようと思いました。

根こぶ病の原因は苗ではなかった

6株ほどのキャベツ苗を
病気発生とは別の土づくりをしている畝に植えて
様子を観察しました。

春植えの葉物は
夏に苗づくりをして秋に収穫するものと比較すると
虫がつきやすく困難を極めます。

特に苗が小さいうちは虫の害は避けられず
なんとか虫を追い払い生長させなければならないのです。

虫対策に使うものは
玄米発酵乳酸菌と米ぬか、木酢液です。
それから、手で取る。

苗がなんとか生長して
体力がついてきたら第1段階クリアです。
ことしは雨が多く、ナメクジにずいぶんと食べられました。

虫の被害を外葉で食い止めることをいつも意識しています。

結球したキャベツは少し小さいながらも元気に育ちました。
近くには豆や雑草をそのまま生やしています。
背が高い雑草はさすがにNGです。

葉物野菜は畝に一列でダーッとつくらないほうがよいかな。

無事にキャベツができてひと安心だわ

苗に問題はなく
土壌のトラブルが原因と判明しました。

さてどうしようか。

根こぶ病が発生したからといって
他の野菜がうまくできないということではありません。

かぼちゃも枝豆なども元気に生長しています。

しかしだめですね、ここは妥協できない。
土づくりの見直しが確実に必要です。

秋の収穫を終えてからの大きな課題です。

2回めのキャベツ、白菜の苗を植える

根こぶ病が発生した場所を避けて
すくすく育っているキャベツの近くに
キャベツと白菜の苗を植えました。

実は苗づくりにも新たな発見があって
例年通りにワンパターンでやっていてはだめ、と認識することに。

白菜の苗づくり 黒ポットと直まきどちらがよい?

白菜の苗づくり、
いつもの黒ポット種まきに加えて
直播きでも試してみようと思ったのです。

同じ土で同じように水やりして
どれくらい苗の状態が変わるのか、と。

まだ暑い盛りに行う種まきは
おもに黒ポットで行っていましたが
虫の害にあいやすく苦労していました。

結果は驚くべきものでした。
直まきした白菜のほうが何倍も大きく虫の害も少なく育ったのです。

今回、キャベツの苗はプランターに種まきしました。
こちらは直まきの比較対象がないですから何とも言えませんが
多分、直まきのほうがよかった可能性大です。

植えたところは、にんにくを収穫した後の畑。
ところどころ人参が育っています。

草を刈り、人参はそのままにして間に苗を植えます。
草は取りすぎないで野菜と共存させます。

穴を掘り、米ぬかと玄米発酵乳酸菌を入れてかき混ぜて土づくりをし
苗を植えます。

キャベツ、白菜とも苗が順調に育つまでが勝負です。

いつも不思議に思うことがあります。
キャベツの品種を変えてつくっても、ぶれずに「うちのキャベツの味」を感じます。

すなわち
葉は厚く苦味や青臭さがない、かみしめると甘みがある

次の年、その次の年もずっと
いつもの味を再現出来たらいいなと強く思います。

 

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