長ネギの長期にわたる保存は、なかなか厄介です。
長ネギを畑で収穫したら、まんべんなく太陽にあてて乾燥させ、
腐らないようにある程度水分を飛ばした後に根きりをして
新聞紙に数本ずつ包んで冷暗所に立てて保存する、この方法で
ずっと貯蔵してきました。
状態をチェックして新聞紙は定期的に取り換える必要があります。
あれやこれや手を尽くしても次第に次のようになっていきます。
・だんだん萎びる
・水分が内部から発生してカビる
・根の切り方が不充分の場合、根が伸び始めて栄養を取られる
かといって、ぱりぱり状態に乾燥させればよいのかというと
うま味と食感が失われてしまいます。
全体の半分ほどの長ネギを、美味しさをキープして食べ続けるために
みじん切り、斜め切りにして冷凍します。
収穫した長ネギを長く食べ続ける方法
今回は収穫した長ネギの一部を、試しにプランターに入れて
暖房なしの部屋に保存しています。
やはり予想通り、ネギの青い部分が成長してネギ坊主ができてきています。
青い部分は瑞々しく元気ですが白い部分はフニャフニャ状態です。
室内保存というのがダメだったのでしょうかね。
長ネギを晩秋に収穫せずに、そのままの状態にしておいた年もありました。
雪の中に埋もれ氷点下の真冬の状態を経ても雪が消えた春先、
長ネギはとても元気で甘さが増して美味しかったのです。
やはり畑にそのまま置いておくしかないと思いました。
ただ借りている農園ですから、冬の間は雪が積もり畑にたどり着けそうもありません。
4月、5月中旬くらいまで、ネギ坊主ができる前までは
美味しく食べられますから一部を畑に残しておいて
後は家に持ち帰って半分は今までと同じように保存し、
残りは庭にスペースを取り長ネギを植える。
そうすれば掘り出すことも容易ですし、新鮮な長ネギが食べられます。
今年はこの方式で行こう、ようやく良い考えが浮かびました。
手間がかかる長ネギ栽培
長ネギは5月に苗を植えて収穫は10月下旬~11月と育てる期間が長期に及びます。
種から育てるとしたら2月種まき必須です、種まきが遅れると
太さと長さが満足いく出来になりません。
10か月のあいだ育て続けて収穫です。
そしてこまめな土寄せと作業しにくい環境での草取りと手間がかかります。
(実は土寄せのしかたもコツがあり、やり方を間違えると成長せず失敗に終わります)
ですが、とろけるような舌触りと甘さを一度味わうと
毎年、栽培するしかないでしょと思ってしまうのです(笑)