カボチャのツルをちょん切った先には・・・

野菜

あれもこれもと欲張って
たくさんの種類を育てている野菜達。

今年から契約し
使わせていただいている貸農園は
オーナーがたい肥を作り、農家向けに販売している
土づくりのプロです。

契約する時に施肥されている貸農園ですと
おっしゃっていました。

そのことの意味を
最初は深く考えていませんでした。

たいていの貸農園は
春にはたい肥を鋤込んで耕しています。

それでも肥料を全く使わずに
野菜を作る借り手はまあ、いません。

どの程度のたい肥が入れられているのか
野菜を作ってみなければわからないのです。

私が使うたい肥は
米ぬか、乳酸菌、昆布、
追肥に米ぬかなどとブレンドした発酵鶏糞だけ。

最初に畝を作って耕すときは
米ぬかと乳酸菌だけの場合がほとんどです。

苗を植え、種まきして
1か月、2か月と過ぎて行くにつれて

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わたし

野菜の育ち具合が
今までと全然違う…

すくすく成長する野菜たち

たくさん出来て、大きく成長している野菜達を見ていると
あきらかにこれは土の質の違いと実感できるのです。

貸農園の端の広い一角に
たい肥作りに使用する牛糞やわら、土、細かく切った木片が
うずたかく積まれているのが目に入ります。

そのたい肥を鋤込んだ土と
ひんぱんに私が散布している
お手製の乳酸菌との相性が
ばっちり合っている感じがします。

玉ねぎ

何年も作り続けている玉ねぎですが
いつも小さな玉ねぎしか収穫できません。

私の栽培のしかたでは
こんなものかな、と思っていたのですが

日が経つにつれて玉ねぎは順調に生育し、
青い葉っぱの部分がしっかりしてきて
複数に分岐し太くなります。

玉ねぎの玉もモリモリ大きくなって
あと2週間ほどしたら収穫できるのではという感じです。

確かに今年は気温が高く晴天続きで
天候のコンディションは良いですが、

例年玉ねぎの収穫は9月の終わりころです。
1か月半も早く収穫できるかも、にんまりしています。

カボチャ

4月に入り最初の新月に種まきしたカボチャ。
畝に苗を定植した時は2週間ほど元気がなく、
ひょっとしたら育たないかも、と心配していました。

他の農作業に忙殺されて
気づいたらカボチャの葉は肥大し、
ツルが恐ろしく太く伸び出していました。

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わたし

よしよし、大丈夫そう、ほっとしたわ

と気を許しているうちに
6、7株植えたカボチャのツルが
どれか判別できないほど畑一面を覆っています。

すでにぐちゃぐちゃに入り乱れているツル。
あまりの勢いにすっかり怖気づき
かぼちゃ1株3本仕立てのはずの剪定作業は手つかず。

カボチャがたくさん実をつけて
成長している様子をただ見守るだけの日々が続きました。

今まで経験したことがなかった
大きく育った最初のカボチャの収穫が目前となり、

意を決して今日はかぼちゃの剪定をしました。

ツルをひとつひとつたどって
カボチャが実をつけていないか確認して
ツルをちょん切る。

たくさん小さな実をつけすぎているツルは
途中で切って1つる1個にする

そんな作業を2時間ほど
真夏日のなか、黙々とひとりでこなしていました。

あともうひといき、これで終わりだわと
最後に切った細めのツルを手繰り寄せると

その先には真っ白なまだ熟していない、
大きめの白九重栗カボチャが…

ああ、なんてことをと後悔しても遅い。

ショックでしばらく立ち上がれませんでした(-_-;)

剪定作業に慣れてきた頃、
必ずといっていいほど失敗するのです。

最初は慎重だった見極めが雑になるのですね、
細めのツルにカボチャはついていないという、思い込みが・・・
というか

今までツルの先端近くに
立派なカボチャが実るなんて
経験したことがなかったのです(-_-;)

うれしい悲鳴と悲しい悲鳴を体験した1日でした。