しその実を収穫、保存用にシソみそを作る

赤しその葉としその実の収穫 しそ

今年は赤シソが大量に出来ました。

家の庭で自然発芽して10㎝ほどに育った赤しそ苗を
借りている畑の隅に横一列に植えたのです。

植えた赤シソの苗は全部で40本。
30㎝間隔で植えました。

赤しその栽培は本来、簡単なのです。
前年の年に、種が土に自然落下していたら
春になると芽を出しすくすくと育ちます。

今回は赤しその苗を貸農園に植えましたから手間でした。
大切なことは
苗が完全に根付くまでは水を切らしてはいけません。

暑い日が続く中、枯れないように毎朝、
1週間ほど水やりしました。

それでもなんだか元気がない小さな赤しそ苗に
米ぬか乳酸菌をまぜた水を与え、米ぬかを散布して
さらに1週間様子を見ました。

3週間ほどたつと
心配していた赤しそがぐんぐん育ち始めました。

これで大丈夫、やっと手が離れたわと安心しました。

家の庭で栽培している赤シソは日当たりのせいでしょうか、
畑の赤しそのようにきれいに発色しません。

表面の色は紫色が薄く、裏側は緑がかっています。
茎の太さも葉の大きさも決定的に違います、

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わたし

そうだ日当たりだけでなく
土の違いもありますね。

シソの実を収穫する

立派に育ったしその葉を収穫し、
塩漬けをたくさんつくりストックました。

次はしその実の番です。

しその実の収穫時期は
穂ができ、ピンク色の花が1つ2つ、咲き始めます。
その頃から穂についている小さな実がだんだん膨らんできます。

手でシソの穂を触ってみて、
ゴマ粒大くらいの大きさになったら収穫です。

私はしその実を取って生で食べて味を確認します。
初めての栽培で収穫時期がわからない、不安がある場合は、
市販されているしその実を
1パック買ってきて、粒の大きさを確認すると間違いがありません。

畑での初収穫の時は、しその穂をはさみで切り、
家に持ち帰ってから穂から実をしごいていましたが、

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わたし

たくさんありすぎて
面倒だわ
2度目以降の収穫からは
畑で直接、穂を切らずに しその実をしごきとりました。
ここまでやってしまえばあとは調理するだけです。
収穫した、しその実は
一株当たり全体量の3分の1くらいでしょうか。
多すぎる上に、大繁殖している
隣のさつまいものツルが足元をふさぎ
思うように採り切れないのです(-_-;)

収穫が終わったらシソの種を保存する

しその実の収穫が終わり、
10月になると赤しそはだんだん茶色になり、枯れてきます。
枯れた赤しそ
取り残した しその実から、種ができます。
来年、しそを栽培する場所を今のうちから決めておき、
晩秋になったら立ち枯れているしその穂をちょん切って
そのまま土に植えます。
そして枯れた赤しそを引っこ抜きます。
そのままにしておくと、枯れた赤しその種が落下して翌年、
山のように赤しその芽がでてきますよ。
来年は場所を変えて赤しそを栽培する予定ですから
10月半ばすぎたら種を収穫します。
今回苗を移植し赤しそを育てて気づいたのは
前年に種まきして冬を越させた方が
栽培に、圧倒的に手間がかからないということです。雑草のようにたくましく成長する赤しそ。
ただし日当たりよい場所を選び、土づくりはしっかりしないと
立派なシソには育ちません。

今の時期、スーパーでパックに入ったしその穂が売られています。
10本ほど入って100円はします。
とても高価で、しその実みそを作るなんでできませんね。
自分で栽培するに限ります、しかも無農薬ですから安心です。

シソみその作り方

材料
・シソの葉
・しその実
・調味料
みそ、みりん、砂糖、にんにくとしょうがのすりおろし

※量はいつも通り、目分量です。

シソを炒めてみそで味付ける、シソみそは例年作っています。

今回はシソの葉が大量にあるし
(といっても大きな葉っぱはすでに塩漬けに使っています)

しその実もちょうどよい感じで収穫できたので
後から育ってきたちいさめのシソの葉と一緒に入れることにしました。

味付けも少し変えて、風味豊かにしようと
しょうがとにんにくをすりおろして加えることに。
1.しごき取ったしその実を軽く茹で、ぎゅっと搾ります。
2.柔らかい小さめの葉は細かく切り刻みます。
3.鍋にシソの葉とシソを入れ、ごま油で炒めます。
かさが減ってしんなりしてきたら
調味料を入れてゆっくりと中火で炒め、煮詰めます。
4.出来上がったシソみそはびんに詰めます。
手作りのシソみそは万能調味料として活躍します。
酒のつまみに、お弁当のおかずに、
おにぎりに入れたり、とうふと一緒にたべたり、チャーハンに使ったりと
あっという間に消費してしまいます。
とっても手間がかかっているのですが…

最近の畑仕事は

秋が深まっても畑作業は減るどころか
増えるばかりの毎日。
大根、カブ、たい菜など秋野菜の種まき、
白菜やブロッコリーなどの苗を植えたり
枝豆やとうもろこし、あずきの収穫と
たくさんいろんな野菜を作っているから
うれしい悲鳴でもあり、疲れるなーでもあります(-_-;)
先日、来年借りる畑の区画について
貸農園のオーナーと話をしました。
ほんとは通年で使用することはできないのですが
どうしてもにんにくを貸農園で作りたくて、
使っている角地の区画の畑の一部を年間通して使っていいよ、
とおっしゃってくださいました。
やったー、心おきなくにんにくを作れます。
今年はやむなく、庭で作ったにんにくですが
味は濃厚、美味しくて満足しています。
けれど玉が大きく育たずに使う時も手間がかかり
残念に思っていました。
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わたし

にんにくの量が少ないから
毎年作っている
黒にんにくは作れません…
来年は期待できるぞ、と
にんにく作りに
強い執着心を持っている夫はすっかり上機嫌です。
さぁ、今日もシソの実を収穫しよう。
なにせシソの旬は短くて手早く収穫しないと
すぐに茶変して、固くなってしまいますからね!
しその実収穫 追記
4回にわたり しその実を収穫し、全重量は1キロほどでした。
正直言ってかなりの手間でした。
採り切れなかったしその実もたくさんありましたから
来年は半分ほどの株数で充分でしょう。
出来上がったしその実みそ、ビンづめして10本。
思っていたよりも少ない量でした。
しかし、です。
香りよく濃厚なシソの実がたっぷり入っている しその実みそ、
知人に差し上げると大変喜ばれます♪

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わたし

しその実みそ、手間ではあるけれど
作った甲斐があったわ。
しそ
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