縞王は気難しいスイカなのか?思うように実ができない

すいか

ことし初めてのすいか、縞王を1こ収穫しました。

スイカを栽培しようかどうかさんざん悩んだ挙げ句、
遅れての苗定植で、夏の終わりの収穫、ぎりぎりセーフでした。

北海道の夏は本州に比べて短いです。
ここ何年かは高温の夏が続いてたので

8月最後の週に
すいかが収穫できればもうけものね。

期待通りの収穫となりました。

初めてつくった縞王です。
1株から2つ収穫しようと目指しました。

主導権をすいかに握られて
あえなく1株1つとなったのでした。

すいか栽培はどれでも同じ、じゃないんです。

アライグマの食害にあった去年のすいか栽培

去年、小玉すいかを栽培しましたが
すべてアライグマに食べられたり壊されたりしました。

朝、畑に行くと食べ頃のすいかは食い散らかされ
小さな玉は踏みつけられて?壊されてさんざんでした。

数個の被害ならしょうがないと諦めもつきますが
あまりにショックが大きくて

すいか…
つくらないわよ。

と決めて種まきしませんでした。

それなのにやっぱり夏のすいか作りに未練があって
いても立ってもいられなくなり、
とうとう6月に入ってから苗を2株、買い求め植えたのでした。

黒ポットに植えられた縞王の苗をみると
すでに親づるは摘芯されて小づるが4本伸びていました。

楽なすいかづくりのスタートでした。

すいかは、夏の畑のメインイベントといえますね。
着花するのを心待ちにし、朝いちばんに幾度となく交配を行い
可愛らしい小さな実を確認するとワクワクします。

すいか縞王を初栽培する

大玉すいかの栽培は
例年、品種をタヒチ(でんすけスイカ)と決めていました。

アライグマ事件の時に浮気心から小玉すいかを手掛けて大失敗、
皮の厚いタヒチならば被害は少なくてすんだものを。

1こを食べ切りできる小玉すいかに惹かれたのでした。

出遅れてスイカ苗を買う

すいかは種まきして苗をつくり
定植しても状態が安定するまで気を抜けません。

春の気温が低い北海道、
スイカの苗作りは作る予定の最低2倍は用意する必要があります。

黒マルチにビニールで覆っても
寒さでやられる苗が出てあたりまえという感じです。

タヒチ苗は農協やホームセンターではほとんど見かけません。
自分で種をまいて苗を作る必要がありました。

真っ黒で大玉、中が真っ赤でシャリシャリのタヒチに心奪われて
ずっと作り続けていました。
去年小玉すいかに初めて手を出して失敗するまでは。

6月になれば野菜苗じたいが店頭に少なくなります。
偶然目にした残りものという感じの2株の縞王苗。

気がついたら手にしていました笑。

畑に植えたのは6月11日。
畝に黒マルチをせず、2株のすいかを植えて
上から不織布をかけただけという、
今までにない手間を省いた適当さでした。

玄米乳酸菌と米ぬか散布しながら様子を観察。
6月いっぱいはツルの生長が遅く心配しましたが

7月になると一気に生長をはじめました。
勢いが強すぎてちょっと油断していたら
畝がつるだらけの状態になったのです。

花をたくさんつけてハチがブンブン飛び回っていましたから

交配、しなくてもいいでしょ

と、ほんとに楽をしっぱなしのすいか栽培です。

 

 

2株の縞王の実つき具合は

子づる4本整枝2果どり栽培で行く予定でしたが

2株とも1こ実が大きくなり始めると
小さな実のつきが悪くなって大きくなりません。

初めての経験でした、
そうタヒチは実のつきが多かったです。

すいかのアライグマ対策はザル

一番心配なのはアライグマ対策。
カラスもスイカを突きますから安心できません。

やったことは
すいかにざるをかぶせて固定する、です。

すいか全体がザルの中に
収まりきれなくても大丈夫です。

後はただ見守っているだけで
ひと株に1こついたすいかはぐんぐんと大きくなり
小さい玉の方をきょう収穫となりました。

縞王、重さ5.0キロ、ずっしりと重く
ひげは茶色でしたが茎はまだみずみずしい状態でした。

まだ早いと判断してたのは
茎の状態がしわがよらず青々として
元気だったから。

すいかを割ってみると
甘い香りが広がり、いい状態です。
けれど中央に空洞ができてます…

食べてみると
シャキシャキでとても甘く
ほのかに酸味があって美味しいです。
空洞近くも、パサパサせずに食べられます。
収穫が遅かったか~
と、ちょっと残念に思いました。

調べてみるとつるの勢いがありすぎる場合は
すっきり整理しないと空洞になりやすいとあります。

すいかの空洞の原因、たぶんそれですね。

苗作りしないすいか栽培、
手間なくとても気軽に取り組めました。
これはこれであり、です。

縞王すいか自体が初めてだったので
良い経験になりました。

「すいかの種類が違えば生育具合や食べ頃の見極めは違ってくる」

来年はどうしよう、タヒチか縞王か。
今から悩みはじめている…
ほんとしょうもないですよね^^;

 

 

 

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