いつものパンといえばライ麦パン。
ふわふわパンを作ることはほとんどなく、もっちりか、ずっしりが好みです。
焼き上がったばかりのライ麦パン。
パカッと中央のクープが開いて、いつもより荒々しい表情です笑
焼きたては味がなじんでいないうえに
香りが熱気で強烈です。
おもいっきり息を吸い込むと肺の中にダイレクトに入ってきそう。
10月は畑作業がかなりバタバタしていてパンを食べたいけれど
作る作業に手が回らない。
ようやくひと息ついて雨降りの日曜日。

きょうこそ気合を入れてパンを作り!
いつもは普通の全粒粉をブレンドして作るライ麦パン。
今回は手に入れた石臼挽き全粒粉を使いました。
全粒粉と普通の白い小麦粉の違いは
全粒粉は小麦の表面の皮と胚芽を取り除き丸ごと粉砕しています。
真っ白な小麦粉と比較すると薄茶色、グレーがかっています。
お米でいえば玄米みたいな感じ。
パンにすると独特の香ばしさがあり、
ずっしり食べごたえのあるパンに仕上がります。
食感はグルテンが少ないですから
もちっとした感じにはならずにパサッとします。
市販のものは白い普通の小麦粉を多めにブレンドして
ふんわりと膨らみもっちりしたパンを作ります。
ライ麦粉や全粒粉は価格が高めでもあります^^;
ですがライ麦パンや全粒粉パンを買うことを考えたらどうでしょうか。
添加物なし、安心できる材料で作れますからね。
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ライ麦パン&全粒粉ブレッドの魅力
全粒粉であっても粉を石臼挽きにすると香りが際立ちます。
小麦の香りは熱のダメージを受けやすいです。

豆もそうですね、
良い豆でも高温で風味が落ちてしまう。
ひさしぶりに作ったパンは少し水分が多かったようで
手にべたつき、まとめる作業に苦労しました。
オーブンを230度に予熱して18分、オーブン内で放置して10分。
細長く成形しなんとかぎりぎり収まりました。
細挽きライ麦粉と石臼挽き全粒粉の相性は抜群で
パンの味、香りが濃いです。
パン作りに長年、魅了され続けているのは
ちょっと何か、小麦の種類や発酵過程、焼き時間や温度などを変えると
別物になるから。
コーヒー焙煎、野菜作りもそうですね。
ガラリと違う存在に仕上がることがたまらなく楽しい。
ワクワクしながら変化を見い出す瞬間がたまらない。
いくつになっても、
発見する面白さに夢中になってしまうのです。
ライ麦パンの醍醐味は
時間がたつにつれて味が変化すること。
焼きたて当日はまとまりがなかったパンが
翌日、翌々日と味がなじんでいきます。
1週間は余裕で食べていられますが、その前に消失します。
ライ麦パンにラズベリーやカシスを混ぜ込んだらどんな感じになるのかな、
ふと思いました。
ドライフルーツやナッツはよく使いますけれど、
そのままフルーツは試していないのです。
最後のラズベリーが庭に少し残っています。
明日の朝、忘れずに収穫しなくては。
◇
ことしの畑の作物状況をまとめていきます。
うまくいった、残念だった、力及ばずだった野菜など反省すべきことは盛りだくさん。
まずはライ麦収穫について。
ライ麦栽培は難しくないけれど…
初めて手掛けたライ麦栽培。
去年の10月、種まきしたものの麦踏みを忘れていたという出だして始まりました。
雪が消えて元気に顔を出しているライ麦を発見し、ほっとしたのも束の間
ほぼ手をかけることなしで、すくすく生長して収穫を迎えました。
ライ麦栽培で大変なのはそのあと、収穫してからの脱穀です。
器具なし、全て手作業です。
まずは試しで少量の種まきが幸いしました。
本格的に始めるには準備が不可欠と実感しました。
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