10月の終わりに収穫したジャンボししとう、その後は

ジャンボししとう

去年たくさん収穫したジャンボししとう。
実が厚くなり細長くはありますが、まるでパプリカのようでした。

ジャンボししとうは緑色の状態で食べます。
例年なら緑色のままほとんど色づかずに
終わっていたジャンボししとう。



去年は、初夏から気温が高い日々が続いたせいでしょうか
季節が進み寒さがやってくると
オレンジ色、そして赤色に変色していきました。

味も大きく変わります、暖色に色づくと甘味が増していくのです。

スパイシーで甘く変化したジャンボししとうは
生で薄くスライスしてそのまま食べたり
ニンニクと共にオリーブオイルでシンプルに炒めて沢山食べました。

驚くべきことは他にもあります。

収穫後2か月を経ても食べることができたということ。
水分が抜けてしわしわになっていきますが、
美味しさは変わりません。

保存していた場所は
5度くらいの暗い半地下野菜ストック室です。

きょう野菜ストック室をのぞいてみたら
最後のジャンボししとうが残っていました。

 

へなへなな状態で少し黒く変色しています。
生で味見をすると全然問題なし、食べられます。
つやは今でもあってびっくり。

 

たくさん食べた夏を思い出します。
季節が過ぎても手元にあるのが不思議な感じです。

 

沢山出来すぎたジャンボししとうは
冷凍庫で保存できない点がパプリカと異なる点なのですね。
畑仲間にもおすそ分けしました。

意外とご存じない方も多く、差し上げると大変喜ばれました。

今までピーマンを作っていたけれど、
ピリ辛で風味がよいジャンボししとう、
来年から作りますと何人かの方に言われました。

ジャンボししとうは種まきをして育てているのですが
畑仲間で野菜を種まきから栽培しているという方は
それほど多いわけではありません。

なぜか市販苗の中には、ジャンボししとうは見当たらないと言われて…

来年は苗を多めに作って差し上げます、ということに。

小さな種を蒔いて育て野菜を収穫すると
自然と野菜への感謝の念が湧いてきます。

最初はあんなに小さかった種が芽を出し、
日に日に少しずつ大きくなっていく。

当たり前のことなのですが
知識として知っているのと育てるのは大違いなのですね。

芽が出てよかったね、大きく成長したね、強い雨で大変だったでしょう。

少し元気がないけれど、どうしたの?
もう少しで実がつくよ。
剪定するからね。

美味しかったよ、どうもありがとう。

こんなふうに畑へ行くたびに、野菜達に声をかけています。

毎日足を運んでいると
ちょっとした変化にも敏感になり
野菜達の声が聞こえてくるようです。