収穫した、買い求めたかぼちゃが
水っぽくて甘くない時は
かぼちゃの水分を飛ばします。
切り分けたかぼちゃを
・種、わたを取って戸外で半日ほど干す
・かぼちゃに砂糖をまぶして
ひと晩置いて(水分が出ます)その水分で料理する
・電子レンジで加熱してから料理する
などの方法で、うま味と甘さが復活して美味しくいただけます。
失敗したカボチャ栽培
天候に恵まれた去年のかぼちゃ栽培、
気がついたら
ひと株にかぼちゃがたくさん(4、5こ)出来ていました…
しかもかなりの大きさに育っていて
取るに忍びない…
そんな状態になってしまったのです。
かぼちゃ栽培は今年で4年め、
まだまだ試行錯誤です。
一昨年はといえば悪天候で
まともに収穫できたカボチャはほとんどなし。
品種も1種類ではく、欲張って作りすぎていて
ノウハウを得るところまで行きませんでした(-_-;)
ただその中でもわかったことが一つあります。
日本のかぼちゃの品種は水分が多く甘みが乗りにくい
ということです。
栽培する時は、目を光らせて作ることが必要なんですね。
手広くかぼちゃ栽培をしている農家が近くにあり
話を聞いたところ、
一株には1つのかぼちゃしか実らせない
ということでした(-_-;)

わたし
せめて2こは作りたいです
細長く成長する長ちゃんかぼちゃ、
ラグビーボール型のロロンカボチャは失敗が少ないし
超スピードでたくさん実をつけることもなく
管理しやすいと思っています。
それほど神経質にならずとも
ほくほくの甘いかぼちゃが収穫できます。
去年、残念にも失敗に終わったかぼちゃは
ほっこりえびすかぼちゃ。
収穫量の半分ほどが水分多めのカボチャでした。
水っぽいかぼちゃはこんな感じです。
かぼちゃは収穫したてよりも
1~2か月ほどたつと甘味が乗って美味しくなります。
北海道では露地栽培でのかぼちゃの収穫は
9月から10月上旬頃が多いです。
収穫してから3か月くらいは保存できる
と言われていますが…
年が明けて
2月くらいまでは食べたい、と思うのです。
冷凍するという手もありますが
味の劣化は否めません。
最新式の冷凍庫ならば可能か?
古い我が家の冷凍庫だから美味しく保存できないのか?
いろいろ考えるところはあるのですが
長期保存できる品種で作りたいと思うのです。
さつまいもは3月くらいまで
余裕で保存可能なのですけれどね。
しかも年が明けると糖度が増して
甘さは2倍くらいになっていて最高です♪
うまく育った小さめのほっこりかぼちゃを切ってみました。
収穫してから3か月を経ています。
皮は全体がオレンジ色に変色しています。
今回のかぼちゃはずっしり重く、
切った時の手ごたえがしっかりと硬いです。
同時に濃い香りがあたり一面に広がります。
食べずとも完熟したかぼちゃ、ということがわかります。
糖度が高いかぼちゃは
切ると濃い透明液がじんわり出てきます。
なめてみると甘いです。
中にぎっしりある種はふっくらして充実しています。
うまくできないと、しょげ返っていたけれど
すっかり忘れてうれしくなる瞬間です、ほんとゲンキン。
失敗してもあきらめず
また作ってみようと思うエネルギーの源となるのです。
無農薬で育てたかぼちゃは復活します
話をもとに戻して
水っぽいかぼちゃですが、もちろん捨てません。
たいていは一度干してから(寒い時期でも)
皮をむき、圧力鍋で柔らかくなるまで蒸します。
次に蒸したカボチャを鍋に入れて
弱火で加熱します。
水分がカボチャから出てきますが
混ぜながら水分が蒸発するまで潰しながら煮ます。
これでカボチャペーストが出来上がります。
食べてみると全然美味しくなかったかぼちゃが
美味しく別物になっています。
無農薬有機栽培で、大切に育てたかぼちゃですから
無駄にせず食べないとかぼちゃに申し訳ない。
水分を飛ばしペーストにしたかぼちゃは
量が目減りして少量になってしまいますが、それは仕方ないですよね。
カボチャペーストの利用方法
手間をかけて作ったカボチャペーストの使い方は
無限にあります♪
1.かぼちゃスープにする
カボチャペーストに牛乳を少しずつ加えて伸ばし、
かぼちゃスープにします。
塩だけを加えてスープの素などは
素材の味を損ないますから入れません。
2.かぼちゃコロッケにする
ひき肉、玉ねぎのみじん切りをじっくりと炒めて
カボチャペーストを加え、塩コショウします。
そのままではゆるい状態なので
バッドに3㎝ほどに伸ばし、冷凍庫で冷やします。
40分前後で硬くなりますから成形してコロッケにします。
3.パン生地に混ぜる
パン生地を作るときにカボチャペーストを一緒に入れます。
水分量が変わってきますから調整する必要ありです。
4.かぼちゃ団子にする
カボチャペーストに片栗粉を入れてまぜ、成形します。
フライパンで焼いて好みの味付けでいただきます。
5.カレーの隠し味に少量入れる
甘味が増しておいしいカレーになりますよ。
入れすぎに注意です。
6.かぼちゃパイやタルト
カボチャペーストにカスタードクリームを混ぜて
パイやタルトにします。
ラム酒やコアントローなど洋酒を少量入れると上質なスイートの出来上がり。
★
手間をかけることが面倒、と思ってしまうと
できない作業ではありますね。
手塩にかけて作った野菜達のおかげで
美味しい料理を食卓に出せてしかも安全なのです。
感謝の気持ちとともに
作った野菜は極力無駄にしたくないと思います。