ごぼうを2日にわたって収穫しました。
去年までは、1株からとれるごぼうは4本程度と少なく、
長さもさほど伸びません。
作っているごぼうもせいぜい2、3株程度なので
掘り出す大変さが自覚できていませんでした。
ゴボウ栽培で大変なのは、掘り出し作業です!
今回は早い時期からごぼうの茎は背が高く、
葉が大きく茂っていて豊作を予感していました。
1畝に2列、全部で26株あります。
最初に大きな葉を取り去って作業開始です。
土は堅くないものの、掘り出す作業は想像以上です。
途中、スコップやシャベルで
切らないように注意深く掘り進めます。
ごぼうは又根で複雑にからみ合っていて
その上、あちこちに伸び放題、作業はなかなか進みません。
遺跡を発掘する作業みたいに時間がかかります。
1日で終わるだろう…
なんて甘いものではありませんでした。
ようやく半分のごぼうを掘り出し、
腰が痛くなりへとへとになって作業中止です。
さつまいもに続いてヤーコン、ごぼうと
深掘りする農作業が続きます。
中でも一番の極め付きは、ごぼうでした!
なんとか2日で終了したゴボウ堀り、
細いものから太いもの、短かったり長かったりと
サイズはまちまちですが、
苦労のかいあってたくさん収穫できました。
しばらくの間、自家製の柔らかく香りがよいごぼうを堪能できます。
短くても太いものが多かったかもしれません
こんな感じのがたくさん取れました。
ごぼうを苗で越冬させる
今回のごぼう栽培はちょっと変わっています。
小さなポット苗のまま外で越冬させたごぼう苗を
5月中旬に20株、植えました。
途中、消えてしまったごぼうの苗がいくつかありましたが
まだポット苗があったのでそれを空いているところに補充して
栽培しました。
正直言ってあまり期待していませんでした。
というのは、小さな黒ポットの中で根が成長して
ぐるぐる状態になっていたからです。
畑に植えても、
だめかもしれないとひそかに思っていました。
根菜類は基本、種の直播ですよね。
今年、すでに大根で失敗しています。
ですから苗が根付いてからは特別なにもせず
放置状態です。
そして今回掘り出してみて思ったのは
確かに曲がっているものや
絡み合っているものもありましたが
それらに交じって、
真っ直ぐに長く伸びているごぼうもあります。

わたし
こんなにたくさん収穫できたのだから
ごぼうを掘りながら、これって何かに似ているなぁと
思っていましたが、すぐに頭の中でつながらず
文章を書きながらはた、と気づきました。
そうだ、えぞ山わさび!
共に地下茎でそっくりなのです。
庭で栽培しているえぞ山わさびは
全部収穫したと思っていても、
取り残した細いやつが地中に残っていたりすると
翌年しっかりと葉を伸ばして根を張り、成長して収穫できます。
今回の夏の終わり頃にポットに植えたごぼうも
みるからに小さくて弱弱しそうな外見でした。
しかし根はしっかり張っていました。
雪の下で寒さに耐えたごぼうは
翌年、春になって大きく成長するのではないでしょうか。
山わさびと同じように。
ゴボウ堀りを楽にする方法
畑仲間が実践していた、板で囲って行うゴボウ栽培。
来年はこのやり方で栽培します。
収穫の様子を見ていると確かに楽に収穫されていました。
四方に杭を打ってコンパネで囲い土を入れる、
そこに種を蒔いたり苗を植えたりすればいいんですよね。
その話を他の畑仲間に話したら、
さらにいいアイディアが登場しました。
板で囲って栽培するのは、ごぼうだけはでなくて
長いもでもできるんじゃない、と。

わたし
長いも、掘り出し作業が大変なので、
数回作ったものの、すっかり栽培をあきらめたのです。
三人寄れば文殊の知恵、というではありませんか。
やはり情報は共有しないと、ですね!