米ぬか乳酸菌を作って作物の成長や肥料にしています。
最初は米のとぎ汁乳酸菌を作っていました。
米は生活クラブの低農薬米(北海道産)を玄米で購入して食べています。
炊飯するたびに精米機で玄米を精米します。
1回に3合の玄米を精米し、
その米ぬかを利用して米ぬか乳酸菌を作っています。
米ぬか乳酸菌の作り方
米ぬか乳酸菌はいろいろな用途に使えて便利な発酵液です。
我が家流の米ぬか乳酸菌の作り方です。
米ぬか乳酸菌の材料(畑用)
2リットルのペットボトル1本分です。
米ぬか乳酸菌の基本的な配合は
次の材料を水に溶かしながらペットボトルに入れます。
発酵しますから満タンにせず5~7センチほど下面まで注ぎます。
ペットボトルの栓はすこしゆるめておきます。
発酵が始まるとふたを開けたときに、ぷしゅっと音がします。
日当たりがよいところにおいて
1日1回、ペットボトルの栓を全開にして
こぼれないようにかるく振り混ぜます。
4、5日ほどで酸っぱいにおいがしたら出来上がりです。
・米ぬか 大さじ4 または玄米(1合)
*無農薬米か有機栽培米を使用します。
・黒砂糖(素精糖) 大さじ4
・あら塩 小さじ2
・水
*昆布粉末 大さじ2
使用する水はできれば浄水のほうがよいです。
米を研ぐときにでる米のとぎ汁をどんどん入れて作っています。
黒砂糖は、サトウキビの搾り汁を煮詰めて作る黒褐色の砂糖、
一方、素精糖はサトウキビを搾って作る粗糖(砂糖の元)の精製を少なめにし
蜜分を残したものです。
私は手軽に生活クラブで手に入る素精糖を使っています。
昆布粉末を加えることで
昆布のミネラル分を含んだ、より強力な乳酸菌ができます。
米ぬか乳酸菌の畑での使い方
・苗や種を植える前に
畝をおこして野菜の種まきや苗の定植をするときに
100倍くらいに水で薄めてじょうろでたっぷり散布し、鍬で耕します。
米ぬか乳酸菌の力で土の微細物が活発化します。
・葉面散布する
週に1、2回ほど500倍~1000倍に薄めた米ぬか乳酸菌を
スプレー容器に入れて野菜の葉にスプレーします。
容器に入れる時は米ぬか乳酸菌をろ過して入れます。
米ぬか乳酸菌と野菜くずでたい肥を作る
台所で出る野菜くずを利用してたい肥を作っています。
蓋つきバケツの中に作った米ぬか乳酸菌を半分ほど入れます。
その中に、おおまかに切った野菜くずを出るたびに
バケツの中に入れていきます。
野菜くずの他にヨーグルトや牛乳パックを捨てる時にゆすいだ水や
食べ残した豆腐やおから、コーヒーかす、残ったご飯やみそ汁、
だしを取ったかつおぶしや昆布なども入れていきます。
満杯になったら蓋をして1週間ほど保存し、
そのまま畑に穴を30㎝から40㎝ほど掘りバケツの中身を入れます。
掘り返した土を入れて少し混ぜたら土を埋め戻します。
このようにしておけば良質なたい肥ができます。
私はその埋め戻したたい肥の土の上にすぐ、トマトなどの野菜を植えます。
たい肥化していないから野菜が育たないのでは
と思われるかもしれませんが、
5年以上この方法で作り続けて美味しい野菜ができています。
手間がかかってめんどうだな、と思われた方は
野菜くずに米ぬか乳酸菌を混ぜ、作っている野菜の近くに
ばらまいで土を少しかけてあげます。
野菜を成長させる肥料になっていきます。
このやりかたでもいいんですよ。
コメント
[…] 乳酸菌培養液は久しぶりに作ります。 今回は北の樹木さんのレシピで作りました。 […]