土中に埋めてたくさん保存していた菊芋から
細かな根や芽がひょろひょろ出てきました。
10月に収穫して7か月、味はほとんど劣化なく
生で食べると歯ざわりがよいです。
ちまたではスーパーフード野菜と注目度が高く手に入りにくい菊芋。
菊芋には天然のインシュリンといわれる豊富なイヌリンやカリウム、葉酸などミネラル分ぎっしりで
じゃがいもの半分のカロリーしかありません。
ですが食べた人の評判は今ひとつぱっとしません。
それは菊芋の料理のしかたに問題があるのです。
おいしく料理する簡単な方法は5ミリほどにスライスして素揚げにして
塩をふって温かいうちに食べること。
水分の多い煮込み料理にするとふにゃりと頼りなく美味しくないのです。
炒めてカリッとした食感に仕上げると
れんこんやゴボウのような感じで持ち味が生かせます。

家族に美味しくない!
メニューにのせないで、といわれてショック。
美味しくて口当たりよい食べ物が並ぶのがあたりまえの日本。
世界情勢をみれば食糧豊かな状態がいつまで続くのか、多くの人が危機感を持っているでしょう。
ある日突然、食品が店頭から少なくなったり消える可能性は高いと思います。
いざという時のために少しでも備える必要があるのです。
長期保存がきく野菜といえばイモ、豆類などです。
今や好きな野菜だけ作るという時代ではないと思います。
とはいっても丹精込めて作った菊芋ですから最大限おいしく食べたいです。
一番簡単でおいしいのは素揚げです。
5ミリほどにスライスした菊芋の熱々揚げたてを塩を振って食べます。
しかし毎度素揚げをするわけにもいかず、
きんぴらにしたり炒め煮にしたりで工夫をしていましたが家族に嫌な顔をされます。
菊芋、皮は基本剥きません。
イモ類やごぼう、にんじんなどの地下茎野菜はそのまま皮を食べるべきものです。
菊芋は形がでこぼこしていて洗いにくく、土が隙間に入り込み残っていると料理の味が台無しになります。
ちょっと下準備に手間がかかるのも難点です。
さてたくさんある菊芋をどのように料理しようかと考えた挙句、
きんぴらのしょうゆ味を思い切って辛めの味噌味に変えてみました。

うん、シャキシャキ食感で、
みそが少し癖ありの菊芋皮の味をカバー、いける。
ほかには何かないかな~
シャキシャキ感を生かしてサラダにしてみました。
少し濃いめのわさび味マヨネーズソースを千切り菊芋にかけてみました。
晩酌にぴったりな味だわ♪
ここまで試してみて気づきました。
そうだ、ぬか漬けや味噌漬けでもいいかも!
さっそくぬか床に菊芋を入れてまぜまぜ。
どんな味に変身するのか楽しみです。
コメント
雑草化してしまうと非常に厄介なキク芋ですが、先日ホームセンターで種芋が売られていて本当にビックリしました。
戦後ぐらいの話だと思いますが、味噌粕に漬けて食べていたと亡き母に聞いたことがあります。直接なのか、一度塩で漬けるのか?不明ですが、、、。セロリの味噌粕漬けは毎年漬けていましたが、しゃきしゃきに野菜に合うのでしょうかね?
ご参考までに