天気予報とにらめっこしながら
ようやく3日がかりでピンクにんにくを収穫し終えました。
収穫時期の判断めやすは次のように決めています。
・ニンニクの芽の収穫が終わったのち、ニンニク茎が枯れてきている
・天気が4日以上続いていること
茎の太さからだいたいにんにく球の大きさがわかります。
太い茎なら大きなにんにく、細い茎ならば小さめのにんにくが
できているというわけです。
ことしのにんにくは5月に入ってから茎が成長し太いものが多く、
期待できそうだと予感していました。
5月以降の作業は
・玄米乳酸菌1000倍溶液散布(週1回)
・草取り(収穫まで4回)
6月中頃からにんにくの芽を収穫したほかは、それほど手間はかかっていません。
にんにくは収穫に続き、その後の作業が楽ではありません。
1.にんにくを傷つけないように1つ1つ掘り上げる
2.おおまかに土を払って、畑で4時間ほど乾燥させる
3.にんにくの茎を短く切り落とし、日陰で1週間ほど乾燥させる
4.にんにくの土をていねいに取り去り、茎と根をカットする
現在、3の状態で乾燥させています。
ピンクにんにくは北海道の在来品種です。
にんにくを作っている畑仲間にたずねても知っている方はごく稀です。
在来品種のピンクにんにくのよさを知り、作ってもらいたいですから
ピンクにんにくについて説明し、種ニンニク、味見用としておすそ分けしています。
ひとたびピンクにんにくを食べると必ず、
「味が濃くてうま味が強い、もう普通のにんにくには戻れない」
と言われます。
おいしい在来品種が広まることを目標にしていますからうれしい限りです。
一番美味しい食べ方はバーベキューなどで炭火でホイル焼きにすること。
栗のようにほくほく、しっとりのにんにくに仕上がります。
生の新鮮なにんにくを食べられるのは今の時期だけなので
ふだんの料理でたっぷり楽しみます。
厚手のスキレットやダッチオーブンを用意して、塩コショウした肉、
ジャガイモ、玉ねぎなどと一緒に
皮つきのにんにくを入れて弱火でじっくり火を通します。
途中、肉や野菜を一度ひっくりかえして20分ほど火を通せばできあがりです。
ピンクにんにくは生食でも格別なあじわいです。
すりおろして醤油を入れてかき混ぜます、するとトロリ粘り気が出て
にんにくとしょうゆが一体化してとろとろゼリーのようになります。
それに酢を加えて餃子のたれにしたり、しょうゆドレッシングの材料にと
料理に幅広く利用できます。
ふつうのにんにくよりもにおいや辛みは強烈ですが、北の樹木農園で作ったにんにくは
翌日においが残りません。
去年までは2種類のにんにくを作っていましたが、ピンクにんにく1品種にして
よかったなあと思います。
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