さくらんぼを初収穫しました。
庭にさくらんぼの木が2本あります。
植えてからすでに30年近くになります。
枝は伸び放題、家の屋根より
少し低いほどの高さになっています。
毎年よく実をつけてくれる
ありがたいさくらんぼの木です。
農薬などは一切使用しない、
無農薬のさくらんぼが収穫できます。

わたし
ありがとう
と木に声をかけながら
木登りして私が、さくらんぼを収穫します。
今年は晴天続きで
さくらんぼは去年のように雨ふりで
実割れする心配もなく
きれいな状態で、甘みが強いさくらんぼです。
さくらんぼの木は
1本は、ナポレオン。
最近はすっかり見かけない種類です。
ナポレオンは佐藤錦の親にあたる品種です。
もう1本のさくらんぼの木は佐藤錦です。
ナポレオンと佐藤錦の相性はバツグンと言われています。
そりゃそうですよね、親と子なのですから。
授粉樹としてのさくらんぼの木、ナポレオン
さくらんぼは同じ品種同士では実ができないという特徴があります。
ですから違う品種の木を植えないと実がなりません。
どんな品種でもよいかというとそうではなく、
相性の悪い品種とは授粉できないという特徴があるのです。
ナポレオンと佐藤錦、
2本のさくらんぼの木を買ったのは夫です。
さくらんぼが大好きな夫は
家を新築してまもなく苗を買い植えました。
庭木として大切に育てようと思ったのですね。
近くでなくては授粉しないかも、などと
さくらんぼの木について知識があまりなかった当時、
ひょろ長い2本の苗木を近くに植えすぎてしまい、
あれよあれよと成長したさくらんぼの木を
慌てて家の端、反対側の端に位置をずらすという作業を行いました。
ナポレオンは毎年たくさん実をつけます。
一方、佐藤錦はナポレオンと比較すると少なめです。
甘さの中に酸味があるのはナポレオン、
甘味が強いものは佐藤錦です。
時期的にはナポレオンが最初に実をつけ、
少し遅れて佐藤錦が後に続きます。
今日収穫したのはナポレオンです。
佐藤錦よりも私の好み。
さくらんぼが好きで木を植えた夫は
その後、アレルギーを発症、食べられなくなりました。
食べるとのどが痒いというのです。
それでも毎年食べられるかどうか
確認しています。
去年も今年も食べても大丈夫、と言っています。
さくらんぼ、初収穫よりも
中盤くらいで収穫したもののほうが
美味しいのですね、不思議なことに。
さくらんぼの季節になると
身内がさくらんぼ目当てに
吸い寄せられるようにやってきて堪能します。