じゃがいもの休眠期間と芽、計画的な野良いも作り

野菜

8月に収穫したじゃがいもは年を越すと甘味がぐんと増します。
熟成したじゃがいもは文句なしで美味しい。

じゃがいもの品種で休眠期間に差がある

収穫後、半年近く経っていますからそろそろ芽が出始める品種が。
冷暗所に保存していてもいち早く芽を出すアンデスレッド。

表面が赤く、中は黄色みを帯びているアンデスレッドは、12月頃から芽が出ています。
キタアカリも少し芽が出ているものがちらほらあります。

芽をそのままにしておくと、じゃがいも本体の養分が吸い取られて萎びていきます。
見つけるたびにポキポキ折っています。

もともと中は黄色のアンデスレッドですが、貯蔵している間に色が濃くなっています。
土鍋に入れてストーブの上でじっくり茹でてそのまま食べたり、料理につかったり。

 

去年作ったじゃがいもは
アンデスレッド、キタアカリ、だんしゃく、とうや、シャドークイーンの5種類。

アンデスレッドはもともと芽が出やすい品種なのですが、甘みがあり舌触りよく、
料理を選ばず使える万能じゃがいもです。けれどスーパーで見かけることはまずありません。

他の、とうや、シャドークイーン、男爵はまだ芽が出る気配なし。
休眠期間が過ぎれば芽が出やすくなるのはしかたないのですがなるべく長く食べていたいと
毎年頭を悩ませます。

雪室熟成じゃがいもは自宅で再現できるか

調べてみると雪室でじゃがいもを保存する方法があります。
貯蔵庫に雪を運び入れて室温2~4度、湿度90%以上の低温多湿状態の中で
じゃがいもを保存するのだそうです。
2年も芽が出ず食べられるというのですからうらやましい、どんな味なんだろうと興味が沸きます。

雪室作りよさそうな
2畳ほどのスペースがあるから試してみようかな~

じゃがいもの芽がいっせいに出始めるのは春、3月を過ぎてから。
涼しかった保存場所も10度以上になってきますから芽が出る。

そろそろ種芋に使うじゃがいもを選別してきちんと管理せねば。
早々に芽が出てしまわないようにバークたい肥の中に保存します。

ちなみに種にするじゃがいもは市販の、消毒された種芋を使うことが一般的。
長年じゃがいもを作り続けていますが、
前年収穫したじゃがいもを種にしても何の問題もありません。
素性がわかっているじゃがいもですしね。
あえて農薬まみれの種じゃがいもを買う必要を感じません。
ただ、足りない時や作ってみたい品種があった時は道の駅や農家から買ったりします。

2月半ばには今年作る野菜の種まきがそろそろ始まります。

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わたし

あとひと月もないんだわ

まだ手に入れていない野菜の種をチェックして手配しなくちゃ、と頭を悩ませています。

そうそう、まだ種取りしていないズッキーニ・ボロネーゼがあることを思い出しました。
取り出して乾燥させなくては(汗)

↓マンゴーではありません笑

ズッキーニ・ボロネーゼ

水っぽいイメージがあるズッキーニですが畑で完熟状態にすれば、
カボチャよりも硬い外皮になり長期保存できます。しかし食べることはできませんけれどね。

 

計画的に野良いもを作ればいっしょ

じゃがいものこと考えていたら思い出しました。
野良いもを作ればいいと。

収穫時期に取り忘れたじゃがいもは翌年、芽吹く季節になると青々とした芽を出し
すくすく成長していきます。
当地では6月下旬ころ、にんにくの収穫時期あたりでしょうか
取り忘れたジャガイモは種芋化していて新しいじゃがいもができてます。
偶然できた野良いも、何度か収穫して食べています、味は申し分なしです。

ただどのくらいの確率で野良いもができるのか、わかりません。
ジャガイモのストックが切れる頃から7、8月の新ジャガイモ収穫までの間、
食べ続けることができたらいいよね! そう思いました。

さらにさらに思ったこと。
春に芽吹くということは生きているじゃがいも、ということですから
食べられるのでは などと考えたり…

忘れないで実験栽培します。