無農薬・有機栽培で野菜を作る時に欠かせない、自家製の米ぬか乳酸菌です。
野菜の葉面散布、じょうろで肥料目的で根元にかけたり、土に混ぜ込んだりと
大いに役立っています。
3年ほど前から昆布の効果に気づいてたくさん使います。
最初は直接昆布を前日に水につけ置き、水ごとミキサーで細かく砕いていました。
ミキサーで砕いても、じょうろに入れてまくと必ず詰まってしまいます。
粉末にしようと思いはさみで切り刻み、試しましたが思うように細かくなりません。
そこで昆布をオーブン乾燥させてパリパリにしてミルにかけました。
もくろんだ通りうまく粉末になりました。
昆布はみため乾燥しているようでも、手で折りパキッと折れるようでなければ
粉末にはできないのです。
自家製の昆布粉末の作り方
昆布粉末の作り方は手間はかかるもののシンプルです。
昆布を3~5㎝ほどのサイズに切り分けます。そして100度ほどのオーブンに入れて
ゆっくり乾燥させます。昆布をなるべく熱源から遠い位置にセッティングします。
1時間ほどしたら昆布の状態をチェックします。
取り出して手で触り、パリッとしていて容易に折れる状態ならばOKです。
まだ加熱足りないと思ったときは30分ほど加熱を延長します。
出来上がった昆布はオーブンの中で充分冷めるまで放置します。

わたし
そのまま朝まで放置しています。
冷めた昆布をさらに手で折りくだいてからミルに入れて粉砕します。
20秒~30秒ほどで昆布の粉末が完成します。
思ったほど粉末が細かくならず荒い、という場合はまだ昆布に湿気が残っています。
もう一度乾燥させてからトライします。
一回に作る粉末の量はたいてい100グラムほどです。
野菜作りへの使用目的で大量に使う場合はあらかじめ何度かに分けて作りだめします。
10月に、にんにく種を植える時や5月、最初に畑をおこすときは土に混ぜますから
たくさん必要になります、購入するという方法もありますが。
昆布を肥料にすることで野菜は美味しさが増し、丈夫に育ちます。
粉末昆布の使い方
粉末昆布をストックしておくと料理作りが簡単になります。
我が家では、かつおぶしも粉末にして手元に置いて、
出汁はもっぱらかつおぶし粉末、昆布粉末を利用します。
味噌汁などは直接、かつおぶし・昆布粉末を投入して濾さずに飲み干します。
煮物など気になるときはお茶パックにいれて利用するか、だし汁を作り網で濾します。
出汁としてだけでなく直接、料理に加えます。
お弁当の卵焼きに、ハンバーグやぎょうさに、唐揚げ、洋風のトマトシチューなどにも。
昆布粉末を入れると、こってり感がある油が軽くなります。
昆布の持つうまみ成分で、味にも奥行きが生まれてなかなかいいんです。
そのまま昆布茶としてもおすすめです。塩、醤油を少々加えて、
あるいは梅干しを刻んで梅昆布茶、みそしょうがで味の変化を楽しんだりして
なるべく昆布を取るようにしています。
家族が風邪気味、体調がちょっと…という時には必ず昆布茶を勧めます。