庭のカシス、ただいま収穫中です。
今年もたくさん大粒の実をつけています。
カシスの実はブルーベリーとは違い、
枝から細い茎状のものを伸ばして
まとまって黒い実をつけます。
熟したカシスの甘い香りにつられて
蜂がぶんぶん寄ってきます。
独特の香りのせいか、
ほかの昆虫にやられることがとても少ないカシスです。
カシスの収穫時期
カシスの実が黒くなった状態では
まだ収穫してはいけません。
1週間を目安に熟すのを待ちます。
そのあたりはブルーベリーと同じ感じです。
だんだん黒い実が成長して
その重みで細い茎が垂れ下がってきます。
次第に茎が細くなったころを見計らって
黒いカシスの実を収穫します。
緑色の茎を除き、
カシスの先端についている花が枯れた残り(?)も
ざっと指でしごいて取り除きます。
それほど神経質にならなくても
カシスジャムでは気になりません。
若いカシスの実は強烈な酸味を感じますが
熟したカシスは酸味の中に甘さがあって
独特の香りはありますが食べられます。

わたし
加工した方がカシスは美味しいわ
熟したカシスは手でちょっと触ると
ぽろぽろと落ちてきます。
注意しながら身を一つ一つ摘みます。
面倒ならば

わたし
手でカシスの実をしごき落とす
という方法でもいいかな。
成長著しいカシスの木
20年ほど経つでしょうか、
カシスは小さくてか細い2年の苗木を4本買いました。
それほど大きく育つとは思いもせず調べることなく
50㎝間隔ほどにして
庭のさくらんぼの木のそばに横に並べて植えました。
ブルーベリーとは比較にならないほど丈夫なカシス、
手間がかからず毎年、実をつけてくれます。
剪定もせずほったらかし、
月に何度か米ぬかと乳酸菌を散布するだけです。
冬囲いといっても
縄でひと株ごとしっかり結わえるくらいです。
葉を少しかじられるくらいで
虫もほとんどつかずすくすく成長しています。
カシスは生食するには酸っぱすぎると
ずっと思っていました。
ここ数年ほどの間に
カシスの木が大きく成長し、充実してくると
酸味はもちろんあるのですが
カシスにしっかりした甘さを感じるようになりました。
生食にはあまり向かないベリー、
けれどカシスジャムにすると
濃厚で華やかな味になりますからやみつきになります。
カシス酒も重宝します。
少し甘めに作り何年か寝かせておくと
肉料理のソースに、お菓子の香りづけに使えます。
オンザロック飲んでもアントシアニン豊富なので
目の疲れが取れる上にお肌の調子もよいみたい。
ビールに少量入れるとほのかな香り、
きれいなピンク色になって女子達には喜ばれます。
収穫したカシスはブルーベリーやラズベリー同様に
冷凍庫にストックしてためておきます。
すぐにジャムやカシス酒にしなくても
時間のある時に加工できますから。
例年よりもずっと暑い日が続いている北海道、
少雨のせいか果樹が今年は順調です。
あともう1回でカシスは収穫完了です。