10月5日、まだ採れているズッキーニ、ボロネーゼ

野菜

4月にニセコで苗を購入して、6月下旬の初収穫に始まり、
3か月半を経た今でも、まだ収穫中のズッキーニ、ボロネーゼ。

ゴールドラッシュ(ロマネスコと交雑か?)も採れていますよ。

下の写真は15cmほどのボロネーゼ(薄い緑)、
ゴールドラッシュ(黄色)です。

ズッキーニ・ボロネーゼ

順調に天候に恵まれた北海道とはいえ、
ちょっとあり得ない長期にわたる収穫です。
例年ならばどんなに長くても8月で終わりです。

日中でも20度を切り、
朝晩は肌寒く10度前後と気温も下がっているのに、です。

いつまで収穫できるのか胸がわくわく。
いまだ花が咲いて、やる気満々のボロネーゼ。

ズッキーニ・ボロネーゼ

収穫の長さも驚異的ですが、味も優秀です。
終盤の野菜はどんな種類でも味が落ちるものですが、

ボロネーゼは最初に収穫した瑞々しくうまみたっぷりの味と変わらない、
いやもっと美味しくなっているように思えます。

ナスが秋になると美味しいように、ボロネーゼも美味しいなんて♪

ツナと一緒にオリーブオイルで炒めて食べるのが一番のお気に入りです。

少し沢山作って余ったツナズッキーニ、今日のお昼、味噌ラーメンに入れてみると…
甘い香り、とろける舌触りのズッキーニがみそスープと絡み合い、
絶句するほどの美味しさです。

ボロネーゼはコクがあり、
舌触りがなめらかつくづく美味しいなぁと感じます。

ズッキーニはちょっと苦手という方も、
ボロネーゼを食べるとちょっと驚いた表情をします、これがズッキーニ?と。

偶然にニセコで手に入れて、すっかり気に入ったボロネーゼ。
種取りしようと2つ巨大化させて収穫はしましたが、
まだ畑に置いています。

ズッキーニ・ボロネーゼ

30~40㎝はある大きさ、ずっしりと重いです。
自宅に持ち帰ったら忘れずに重量を計らなければ。

ボロネーゼの種取り

こんなにズッキーニを大きくすると
株が弱るのでは…と思われるでしょうが
勢いは弱まるどころか元気そのものなんです。

完熟状態になっているので期待しています、
ボロネーゼの種がたくさんできたらうれしいな。

ボロネーゼとともに栽培しているゴールドラッシュとロマネスコ。
去年までは、よくあるごく普通のゴールドラッシュの味でした。

採取した種を蒔いて育てているのですが、
どうやら去年、お隣に植えたロマネスコと交雑したようです。

外見は変わらない明るい黄色のゴールドラッシュですが
味が全く違います、繊細で美味しい。

思わぬ番狂わせ、
かたやロマネスコは食べるのも躊躇するほど美味しくありません。
こちらも交雑したのでしょう、見た目も去年と違いごつごつしています。

来年栽培するズッキーニは悩みどころです、
ボロネーゼは決定なのですが、問題はゴールドラッシュです。

種取りして来年と同じようにできるかどうか…
ロマネスコは種を買いなおしてもう一度作りたいし。

なにせ場所を占領する大型野菜ですし、大量に収穫できますからね。
特に今年のズッキーニ、1株40こは軽く収穫してます。

食べきれず、塩漬けしてさらに知人に配ってもまだ余っている状態です。
うれしい悲鳴なのですが… 取れすぎても悩みの種ではあります。

ズッキーニ情報あれこれ

・つるが伸びるズッキーニと、つるがないor伸びないタイプ

種苗店のズッキーニの品種一覧を見ていると
つるがないズッキーニと明示されている品種は
ダイナー(一代交配)、ズッキーナ(固定品種)など。

つるが伸びない品種(ズッキーニがつるが伸びず、株元にできる)ではオーラム、
グリーンエッグ、ブラックエッグ、ゴールディー(全て一代交配)など。

つるなしとつるが伸びない区分はちょっとわかりにくいです。
つるが伸びないタイプ、あるいは節間が詰まっていてコンパクトな草勢
と表現されていたりもします。

プランター栽培や家庭菜園で省スペースでズッキーニを栽培する場合は
品種をチェックしてから購入です、
つるが伸びすぎて場所の確保で困った状況になりますから気をつけましょう。

・支柱を立てる

強風で苗が倒れたり茎が折れないように支柱を立てて苗を固定します。
春が遅い北海道では黒マルチに苗を移植してさらにビニール掛けや袋掛けをします。
この状態では強風にやられることはほとんどありませんが、
だんだん暖かくなってきて覆いを取った後、
固定していなくて苗がすっ飛んだことがありました。
ズッキーニ、やはり支柱は必需品です。

・追肥

たくさん実をつけるズッキーニは肥料切れに注意です。
株本から20、30㎝はなれたところに追肥します。

・ミツバチがいない、少ないところでは人工交配する

花が開いたばかりの早朝、
少なくとも午前10時くらいまでに人工交配すると確実です。

・種類によって違うズッキーニの特徴

黄色い皮のズッキーニは表皮が柔らかく傷つきやすくて注意が必要ですが
繊細な口当たりです。大きく成長すると皮は硬くなります。
15センチほどで収穫する薄緑色のボロネーゼも手で触るとしっとりしています。

・ズッキーニは大きくしない

大きくなればなるほど実の水分が減り、
繊細さが失われて飽きやすい味になります。

ズッキーニを堪能するなら
小さめ15センチほどで収穫して食べることです。
小さめで収穫出来れば
皮が硬くならずズッキーニ本来の味わいが期待できます。
スーパーなどで見かけるズッキーニは大きすぎが多いですね。

・乾燥気味に育てる

ズッキーニは湿度に弱い作物です。なので梅雨の時期は特に注意が必要です。
ズッキーニを植える時は黒マルチや雨よけを使ったり、
または鉢植えにして水やりに注意、乾燥気味に育てます。

まだまだわからないことだらけのズッキーニ。
貸農園で作り始めて、ズッキーニの味のよさを知りました。

沢山ズッキーニが出来た時はぬか漬けで食べ、
余ったら塩漬けにしておきます。

黄色と薄緑色の2種類を作っていると
視覚的にも楽しめて食卓が華やかになります。